不動産投資に限らず、中古の分譲住宅や分譲マンションは、
日本では、新築物件と比べて、建物価格が高くなることはありません。
むしろ、中古物件の方が価格は低く見られる傾向が強いため、
中古物件の価格は割安なので、つまり、表面利回が高い、という特徴が1つです。
表面利回りが高いということは、新築物件に比べて、家賃収入が得やすくなるので、
自己資金の投資回収も早い、ということですね。
2つ目の特徴ですが、
中古物件は、年数が経つにつれて、何度も入居者さんが入れ替わるんですよ。
ですから、徐々に賃料が相場まで下落するんで、家賃が落ち着いているケースが多いんですよ。家賃が落ち着いているということは、
大幅な家賃下落リスクは低い、というのが特徴と言えます。
特徴の3つ目は、
中古物件の場合、新築が中古になる時と比較すると、
期待利回りの幅は小さい、ということです。
期待利回りについては、
「もし投資家から新築物件ってどう?と聞かれたら、で詳しく収録していますので、
そちらを是非、振り返っていただけると嬉しいです。
築20年の物件が利回7%としたら、5年後の築25年でも、利回7%で売れる可能性は高いというとことですね。
ですから、賃料が下落せず、期待利回りが上昇しないということは、
将来、購入時と同等の価格で売却を想定することができるので、
累積したCFと、売却益を両方得やすいのが中古物件の特徴でもあります。
4つ目の特徴としては、
中古物件は、物件価格のうち、価値が下がりにくい、土地の割合の方が多い傾向にありますので、中古物件の方が、新築物件と比べると、物件価値は高いんです。
ですから、その物件を担保に融資を受けて、物件棟数の拡大を目指せる、という特徴があります。
5つ目の特徴としては、減価償却期間が新築に比べて短いという点ですね。
減価償却については、またの機会にお話しますが、
短期間に建物価格を経費計上できますから、
節税面でも大きな効果が得られる、という点があります。
以上が中古物件のメリットではありますが、
もちろん、デメリットもあります。
中古物件のデメリットとしては、
設備機器の交換修理や建物修繕などのメンテナンス費用がかかり、
想定外の支出が発生する点にあります。
はい、中古物件についての僕の考えをお話しさせていただきましたが、
結論としては、もし投資家から「中古物件ってどうですか?」と聞かれたら・・
資産形成の対象となりますので、積極的にお考えいただいた方がいいですよ、
とお話しをすると思います。
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