一棟アパートやマンションを購入する際に、融資を利用するのであれば、
毎年の返済額を鑑みて、キャッシュフローが回るかどうか、
という基準で判断する投資家さんが多いと思います。
そのため、資金調達においては
「金利・借入期間・借入割合」の3点を抑える必要があり、
この3点において、各金融機関の条件を抑えながら、
投資家さんへ融資のご提案をする必要があります。
そして、低金利で借入期間は長く、自己資金もなるべく少なく、このように考える投資家さんは多いのですが、今、金利はどんどん高くなっている傾向にあります。
金利=「コスト」ですので、その「コスト」が上がれば、どこかでそれをカバーしなくてはいけません。
それをカバーするのが、融資期間と融資割合です。
期間を長くすることで、上がった金利を低くするような効果を得られることができますし、
自己資金を投下することで、全体の借入金額が下がれば、返済額も下がることになります。
ですから、金利が高いのであれば、少なくとも「借入期間」を長くするのは、
安定したキャッシュフローを得るための、大切な条件の1つになります。
もし金利が低くても、期間が短いのであれば、
恐らくキャッシュフローはプラスになりにくくなります。
なぜなら、毎月支払う返済金額が大きくなるからです。
場合によっては損益計算上の利益が出ているのにも関わらず、
キャッシュフローが回らず、赤字という事態にもなりこまれません。
物件の利回りにもよりますが、
借入期間は最低でも15年、できれば20年以上は確保するべきだと思います。
ですから、もし投資家さんから「金利と期間、どっちが大事?」
と問われた場合は、僕なら期間、と答えると思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
はい、今朝は「金利と期間、どっちが大事?」についてのお話しでした。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
ではまた。
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