もし投資家さんから「事故物件ってどうですか?」と聞かれた時のお話しをしたいと思います。
みなさん、いかがでしょうか。
投資家さんから、事故物件でも購入してもいいですか、みたいな相談をお受けすることもあるかと思います。
先に、僕の考えをお話しさせていただきます。
まず、不動産投資は、安定した収入と資産価値の上昇を期待して、不動産を購入し、運用することですが、不動産投資にはリスクも伴います。その一つが「事故物件」です。
事故物件とは、過去に死亡などの不幸な事故が起こった物件のことを指します。
これらの物件は、一般的には価格が安く、高い利回りを期待できる可能性があります。
ですから、事故物件の最大のメリットは、他の物件に比べて安価であることで、
その結果、初期投資を抑えられ、利回りを高めることが可能です。
一方、事故物件にはいくつかのデメリットもあります。
一つは、事故の影響で賃料が下がる可能性があることです。
また、事故の詳細を開示する義務があるため、新たな入居者を見つけるのが難しくなる可能性もあります。
但し、死亡と言っても様々な原因があり、この開示義務、いわゆる告知事項は、
「賃借人や買主」に告げる明確な判断基準という法律はなく、
過去の判例を基準に大家さんや管理会社が自主的に判断をしていましたが、
2021年10月に国は「不動産取引における心理的瑕疵」に関するガイドラインを制定しました。
その結果、「賃貸借・売買取引」の対象不動産で発生した自然死や、
日常生活の中での不慮の死が発生した場合は、告知義務は不要、としました。
とはいえ、社会に与える影響等が高い事案については告知しなければならない、という例外もあり、なんでも告知しなくてもいい、というわけではありませんが、
国がガイドラインを制定した、というのは、賃貸経営において有意義なことだと思います。
ですから、もし、投資家さんから「事故物件」について聞かれた時、
僕なら、「高い利回りを期待できる一方でリスクも伴います。
そのため、事故物件を投資対象とするかどうかは、そのリスクを理解し、適切に管理できるかどうかによりますが、昔ほどハイリスクではなくローリスクになって、きています」
とお答えすると思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
今朝は、もし投資家さんから「事故物件ってどうですか?」
と聞かれた時のお話しをさせていただきました。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
ではまた。
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